韓国人遭難、準備不足か

 長野県駒ヶ根市の中央アルプス・檜尾岳(2728メートル)付近で韓国人パーティーが遭難した事故で31日、宝剣岳西側の沢で見つかった男性の死亡が確認されました。これにより、メンバーとみられる死者は4人となっています。

 韓国人観光客20人は日本人ガイドをつけず、2000メートル級の山々の稜線をたどる難コースに挑んでいましたが、メンバーの大半は薄手のウインドブレーカーなどを着ていたということで、県警は装備不足に悪天候が重なって最悪の事態を招いたとみています。救助された中年の韓国人男性は、宝剣岳を目指す途中で激しい雨と風に襲われたと語り、「山と山の間の距離などを記した標識も見当たらず、進むか戻るかで迷っているうちに、次々とはぐれてしまった」ろ語っています。

 遭難した韓国人らの安否確認のため駒ヶ根署を訪れた李永龍・駐新潟韓国総領事(58)によると、リーダー役の男性は日本での登山経験はあったが、他のメンバーについては「高い山の経験はない」とのこと。
 韓国の最高峰は済州島にある漢拏山で、標高は僅かに1950メートル。あまり高い山がない韓国の観光客が、その感覚で中央アルプスの、しかも難コースにガイドも付けずに挑んでしまったのが運の尽きでした。