元職員が繰り返した犯罪

 社会福祉法人「敬川(うやがわ)保育所」(江津市敬川町、園児約80人)は12日、同保育所で3月まで働いていた60代の元女性職員が保育所の運営費を架空請求などで着服していたと発表しました。
 着服額は昨年度分だけで約900万円に上り、元職員は「5、6年前から着服していた」と話しており、被害額はさらに増える見込みです。同法人は刑事告訴も検討するとしています。

 発表によると、元職員は1996年に採用され、経理を担当。昨年3月の退職後、嘱託職員となり、3月に再雇用期間が終了していました。事務引き継ぎで不審な点があり、5月になって調査したところ着服を認めたという事です。
 元職員は法人口座から引き出した現金を事務用品や食材などの取引業者10社余に代金を支払ったように装ったり、架空請求や請求の水増しを繰り返して着服していました。金融機関の印鑑の偽造も確認されています。

 同法人の山崎定育(さだいく)理事長は「事務担当は実質的にずっと元職員1人だった。ダブルチェックしておらず、法人の監査も甘かった」と謝罪しました。同法人は63年に認可され、年間運営費は約1億円。2010年度には県の監査も受けていましたが、不正を見抜けませんでした。

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